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ダイキン『UVストリーマ空気清浄機』新発売  業界初の『UVC LED』とは?

UVCLED

UVストリーマ空気清浄機

ダイキン工業株式会社は、従来から搭載する「ストリーマ技術」に加えて、深紫外線を照射する「UVC LED」と「抗菌HEPAフィルター」を搭載し、ウイルスや菌の抑制性能を高めた『UVストリーマ空気清浄機』を2021年4月26日より発売します。ウイルスや菌の抑制効果が高い波長265nmの深紫外線を照射する、旭化成グループのCrystal IS社(クリスタルアイエス社、米国)の『Klaran(クララン)』を業界で初めて空気清浄機に採用します。

1. 従来からの「ストリーマ技術」に加え、業界で初めて搭載する波長265nmの「UVC LED」と抗菌剤を添着した「抗菌HEPAフィルター」で、ウイルスや菌を素早く抑制

  • 「抗菌HEPAフィルター」で捕捉したウイルスを30分で99%以上抑制、菌を従来の約10倍速く抑制。
  • 深紫外線が「抗菌HEPAフィルター」の表面全体に照射される設計で、抑制効果のムラを軽減。

2. 複数台をそれぞれスマートフォンで操作・管理でき、本体への接触頻度を低減

  • 専用のスマートフォンアプリで、運転状況と空気清浄機周辺の清浄度を遠隔から把握可能。
  • 複数台をアプリ上でグルーピングし、一括でON/OFF操作が可能。(2021年6月予定)
  • 側面パネルを開けることなく「抗菌HEPAフィルター」の交換時期を把握可能。(2021年11月予定)

3. 設置自由度の高いコンパクトな設計と、操作時の安心感に配慮した抗菌処理

  • 幅と奥行きが27cmの設置面積で狭い部屋に設置しやすく、高さ50cmで圧迫感も軽減。
  • 操作部に抗菌処理を施すことで、操作時の安心感に配慮。

UVLED


Klaran(クララン)』とは

“KLARAN”は、殺菌に最も効果的な 265nm 周辺の波長を発光できる小型で高出力な深紫外 LED です。

小型でコンパクトな装置での殺菌機能の設計が可能となることから、ヘルスケア製品、家庭用機器分野における水・空気・表面殺菌など、これまで紫外線殺菌が用いられなかった幅広い分野にて用途の拡大が期待されています。

UVC殺菌は、さまざまな細菌やウイルスの不活化を目的に産業用途では広く使われている技術で、これまでは水銀を使用したUVランプが使われてきました。

しかし、UVランプは水銀リスクに代表される環境リスクやウォームアップタイムが必要な点など課題も指摘されてきました。

また、UVランプの発光波長は254nmでのため、殺菌に最も効果的な波長ではありませんでした。

一方、技術革新によって生産可能となったUVC LEDはON/OFFが自由にできる事でより信頼性の高い殺菌システムの設計が可能です。

また、殺菌に最も効果的な265nmの発光が可能で水銀などの環境負荷物質も含んでいないため、大きな注目を集めています。

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